毛鉱 （もうこう、ジェイムソン鉱、ジェームソン鉱、硫安鉛鉱、Jamesoite、ジャメソナイト）は鉛、鉄、アンチモンの硫化鉱物（単斜晶系）です（ Pb4FeSb6S14 ）。低～中温熱水鉱床、接触交代鉱床中に閃亜鉛鉱などの鉛、亜鉛鉱物や石英などと共に産し、ときに層状硫化物鉱床中（含銅硫化鉄鉱床中など）に比較的晩期の生成物として複雑な硫化物からなる岩石中に産します。自形の結晶形は繊維状、毛状、針状で、それらの集合として綿毛状、または針状結晶が集合してフェルト状になっているものもあります。色は鉛灰～灰黒色で金属光沢があり、表面が酸化すると虹色になることもあります。外観や産状の似ているブーランジェ鉱(Boulagerite)、ジンケン鉱(Zikeite)、メネギニ鉱(Meeghiite)とは、肉眼での判別は困難です。英名のJamesoiteはスコットランド、エジンバラの博物学者、地質学者、鉱物学者ロバートジェイムソン (Robert Jameso(1774-1854))にちなみ命名されました。毛鉱は水晶にも内包する事もあり、かつてメキシコ産の毛鉱入り水晶を持っていましたが、マニアの方にお譲りしました。それ以来手に入れていません。このジャメソナイトインアパタイトはパキスタンで少量産出し、殆どはルースに加工されています。たまたま他のパキスタン産ミネラルと一緒に入っていた物で、原石は非常に稀です。マニア向けの鉱物です。34×28×21mm 18.7g#ジャメソナイト#毛鉱#アパタイト#パキスタン#ルース#原石#天然石#レア鉱物#マニア向け